被相続人の財産を、相続人同士で分けることを「遺産分割」と言います。
この遺産分割にはさまざまな種類がありますので、この記事でご紹介していきます。
遺産分割でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼遺産分割の方法
■現物分割
遺産の現物を、そのまま分割する方法です。
ただし建物や土地などの遺産の全てを、均等に分けることは難しいでしょう。
土地を無理に分けようとすると使い勝手が悪くなり、土地自体の価値が下がることもあります。
均等に分割するには、代償分割・換価分割などが適しているでしょう。
■代償分割
特定の相続人が不動産を現物で取得し、残りの相続人には現金を支払う方法です。
建物・土地など、物理的に分けるのが難しい遺産分割の際に行われます。
■換価分割
遺産を売却して現金に変え、その現金を相続人同士で分割する方法です。
この方法には、遺産を均等に分けられるメリットがあります。
ただし遺産を処分する際に、処分費用・譲渡所得税などが発生するため注意が必要です。
■共有分割
共有分割は、遺産を相続人同士で共有名義にする方法です。
ただし、共有名義だと売却をする際に相続人全員の合意が必要になるため、トラブルに発展しやすい傾向にあります。
▼まとめ
遺産分割の方法には「現物分割」「代償分割」「換価分割」「共有分割」の4種類があります。
遺産分割に関するご相談がある場合は、文京区の『羽鳥法律事務所』までお問い合わせください。
相続に強い弁護士が、お客様のご希望・プライバシーに配慮しながら対応いたします。