遺言書を無視するとどうなる?

query_builder 2023/10/13
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遺言書は、亡くなった方の意志や財産分与を定める大切な文書です。
相続する側としては、この遺言書を無視することは可能なのでしょうか。
今回の記事では、遺言書を無視した場合にどうなるのかについて解説いたします。
▼遺言書を無視するとどうなるのか
■無視しても刑事罰を受けることはない
遺言書を無視するだけであれば、刑事罰を受けることはありません。
刑事罰を受ける場合は、遺言書の偽造や破棄・隠匿などをした場合に限ります。
遺言書の内容に不満がある場合でも、偽造や改ざんなどは絶対にせず、専門家に相談しましょう。
■遺言書を無視した分割はできるのか
相続人全員の合意が得られれば、遺言の内容とは異なる方法で遺産分割は可能です。
そのため相続人全員を把握し、遺産分割協議を行うことが大切です。
しかし一人でも反対した場合は、遺言書どおりに遺産分割を進めていかなければなりません。
遺言書を無視する場合は、その後の合意形成をしっかりとりましょう。
▼まとめ
遺言書を無視しても刑事罰を受けることはありませんが、偽造や改ざんをすると刑事罰に問われてしまいます。
しかし、相続人全員の合意が得られれば、遺言書を無視して遺産分割をすることは可能です。
遺言書を無視して遺産分割をする際は、合意形成をしっかりとっておきましょう。
文京区の『羽鳥法律事務所』では、相続人からの遺言書に関するご相談を承っております。
遺言書の内容について、不明点やお困りごとがある場合は、お気軽にご相談ください。

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