不動産の強制執行の流れとは?

query_builder 2023/12/15
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不動産の強制執行は、どのような流れで行われるのでしょうか。
「どういう手順なのか知らない」という方も、少なくありませんよね。
本記事では、不動産における強制執行の流れを紹介します。
▼不動産における強制執行の流れ
債権を回収できない場合に行うのが、強制執行です。
強制執行は、次のような流れで進みます。
①裁判所への申し立て
最初に行うのが、「申し立て」です。
申し立てに必要な書類を集めて、不動産がある管轄の地方裁判所に対して行います。
②不動産執行の開始決定と差し押さえ
申し立てをして許可がでると、裁判所は差し押さえの開始決定を行います。
裁判所が法務局に「差押」の登記をするように指示し、不動産が差し押さえられます。
債務者に「競売決定」という通知が届き、指定された日付までに退去しなければなりません。
③現況評価関係手続き
裁判所が評価人の調査に基づいて、不動産の売却基準価格を決定します。
売却基準価格が決まるまでは、2?3ヶ月はかかるでしょう。
④不動産の売却
売却基準価格が決まると、不動産の売却が実施されます。
入札は1週間の期間で行われ、一番金額が高い落札者に譲渡されます。
⑤不動産の引き渡し
落札者は期限内までに代金を納め、裁判所が所有権移転の手続きを完了すれば不動産を引き渡します。
この際、手続きに必要な手数料は落札者の負担となるので注意しましょう。
⑥配当金を受け取る
債権者は、売却された不動産の配当金を受け取ります。
これで強制執行の手続きは完了です。
▼まとめ
不動産の強制執行では、裁判所へ申し立て・差し押さえ・不動産の価格調査・売却・引き渡し・配当金を受け取る流れで行われます。
手続きで不明な点があれば、法律の専門家である弁護士に相談すると良いでしょう。
文京区で弁護士をお探しでしたら『羽鳥法律事務所』が、ご依頼を承っております。
ヒアリングを行い、お客様にとってベストな方法を提案しておりますので、まずはご相談ください。

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