特別寄与料とは

query_builder 2024/05/01
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特別寄与料という言葉を、ご存じでしょうか。
この特別寄与料があることで、相続財産はより平等に分配されます。
この記事では、特別寄与料とはどのようなものなのか紹介していきます。
▼特別寄与料とは
■寄与度に応じた金銭
特別寄与とは、故人への寄与度に応じた金銭を請求できる制度のことです。
以前は介護に尽くしたとしても、相続人でなければ相続財産を取得できませんでした。
ところが介護に関与していなくても、相続人であれば財産を取得できるため、この部分は不公平と考えられます。
そのため介護や療養で寄与した親族に関しては、その度合いに応じて相続財産の分配を図れるようになりました。
■特別寄与料が認められる要件
特別寄与料を請求するには、一定の要件を満たさなければなりません。
その要件の1つは、無償で介護や療養などの労務を行ってきたことです。
また、その労務によって故人の財産管理や増加に寄与した場合も認められます。
■特別寄与料の額
特別寄与料の額は、相続人と交渉して決めていきます。
明確な基準はないので、交渉で決まらない場合もあるでしょう。
その場合は、家庭裁判所によって決定されるのが一般的です。
▼まとめ
特別寄与料とは、相続人以外の親族が故人の介護や療養などの労務を無償で提供していた場合に受け取れる、相続財産のことです。
相続人と話し合いその額を決めますが、交渉で決まらない場合は家庭裁判所によって決定されます。
『羽鳥法律事務所』は、相続問題の実績豊富な弁護士が在籍している事務所です。
相続のトラブルでお困りの方は、文京区にある当事務所にご相談ください。

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