身近な人が亡くなり相続が発生した場合、遺産分割協議によって遺産相続の割合を決定します。
この際、遺産分割協議書の作成が必要ですが、なぜ作成しなければいけないのでしょうか。
この記事では、遺産分割協議書の必要性について解説します。
▼遺産分割協議書の必要性
遺産分割協議書が必要な理由は、以下の2つです。
■相続人同士のトラブルを防ぐため
遺産分割協議で決定した内容は、遺産分割協議書にまとめられ、相続人全員が実印を押印します。
つまり遺産分割協議書は、協議で決定した内容に同意したという明確な証拠であると言えるでしょう。
証拠が書類として残ることで、相続人同士の相続トラブルを未然に防ぐことが可能になるのです。
■相続手続きに必要なため
遺産分割協議をした場合、金融機関の預金相続や不動産登記の手続きに、遺産分割協議書の提出が求められます。
誰にどのような割合で遺産を分配するのかを、遺産分割協議書を元に判断するため必要です。
遺産分割協議書が作成されていない場合、遺産分割協議の内容に沿った相続はできません。
▼まとめ
遺産分割協議書は、遺産の相続割合や方法をまとめた重要な書類です。
作成することで相続人同士のトラブルを防ぎ、協議内容に沿った相続を行えるでしょう。
『羽鳥法律事務所』は、遺産分割協議や不動産登記など、相続に関する事案に多くの実績があります。
文京区で弁護士をお探しの方は、いつでもご相談ください。