借地権とは、土地代を支払って地主から土地を借りる権利のことです。
土地は地主が所有していますが、借地権は譲渡が可能です。
借地権の譲渡は、誰に対して行えるのでしょうか。
▼借地権の譲渡は誰に行えるのか
■地主
借地権は、土地を所有している地主に譲渡することも可能です。
借地権を買い取ってもらうことで、地主は底地権と借地権のどちらも得られるメリットがあります。
セットで売りに出せば、底地権のみよりも高く売れる可能性があります。
ただし、地主は必ず買取をしてくれるわけではないので、まずは交渉してみましょう。
■第三者
地主から借地権の譲渡について許可を得られれば、第三者に譲渡できます。
ただし第三者へ譲渡するためには、地主へ価格の10％の譲渡承諾料を支払うのが一般的です。
明確な定めはありませんが、トラブルを避けるためにも確認しておくと良いでしょう。
■買取業者
第三者に譲渡するのと同じように、地主の承諾を得られれば買取業者に譲渡することも可能です。
買取業者に譲渡すれば、売主は建物の解体費用を支払う必要がなくなります。
ただし、譲渡方法のなかでは売却価格が一番安価になる可能性があるため、しっかりと検討をしましょう。
▼まとめ
借地権の譲渡は、地主・第三者・買取業者などに行えます。
借地権の譲渡をお考えであれば、今回ご紹介した内容を踏まえて誰に譲渡すればいいのかの参考にしてくださいね。
不動産に強い弁護士をお探しでしたら、文京区の『羽鳥法律事務所』がご相談をお伺いしております。
近隣地域からのご相談にも対応しておりますので、お困りごとがございましたらぜひご相談ください。