借地権が消滅する条件とは?

query_builder 2024/02/22
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借地権は、旧法と新法によって分かれます。
旧法では、借地権が消滅するケースがあることをご存じでしょうか。
そこで今回は、借地権の消滅についてご紹介いたします。
▼借地権が消滅する条件
■朽廃によって消滅する
旧法では、地主が借地権を取り戻したいと考えても難しいのが現状です。
しかし契約期間が定められていない場合、建物の朽廃で契約は終了するという取り決めがあります。
その際は、契約解除の通知は必要ありません。
ただし通知が必要ないといっても、通常は地主と借地権者で交渉を行うのが一般的です。
■朽廃とは?
朽廃とは、建物が劣化してぼろぼろになった状態を意味する言葉です。
判断は難しいものの、通常は次のような状態をいいます。
・いつ崩壊するかわからない状態
・壁や柱が腐食して修理には大規模な改築が必要
実際に人が住める程度の状態であれば、朽廃していると判断するのは難しいでしょう。
なお、火事や地震などによる建物の破損や消失は「滅失」となり、朽廃とは異なります。
滅失の場合は、借地権がなくなることはありません。
建物の状態について、どのように判断をするかは専門家への相談が必要です。
▼まとめ
旧法で借地権が消滅するのは、建物が朽廃した場合です。
ただし、火事や地震などによる建物の破損や消失は、滅失となるので注意が必要です。
借地権に関してトラブルをお抱えなら、専門的知識を有する専門家に相談しましょう。
文京区の『羽鳥法律事務所』では、不動産・相続を中心に幅広く対応を行っております。
さまざまな分野の法律問題に対応しておりますので、お困りごとがございましたらお問い合わせください。

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