遺産分割で裁判になるケースとは?

query_builder 2023/10/21
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遺産の分割は、家族や関係者間で争いごとを引き起こす場合があります。
特に遺産分割に関する問題は、意見の相違で解決できず裁判に至るケースもあるでしょう。
今回の記事では、どのようなケースで遺産分割が裁判に至るのか解説します。
▼遺産分割で裁判になるケース
■遺産分割協議を取り消し・無効とするとき
すべての相続人で遺産分割協議が行われていなかったり、認知症の方が協議を行なっていたりしたときは、協議を無効にする訴訟を起こせます。
遺産分割協議の取り消しや無効は「遺産分割協議無効確認訴訟」で争われます。
■遺留分が侵害されたとき
遺留分とは、兄弟姉妹以外の法定相続人が受け取れる最低限の財産です。
遺留分の権利がある者が、相続できる最低限の財産を受け取れなかったとき「遺留分侵害額請求訴訟」を行えます。
■遺言書の有効性が問われたとき
形式に不備があった場合や偽造・改ざんなど、遺言書の有効性がないと判断されたときに「遺言無効確認訴訟」を行います。
▼裁判にならないための注意点
遺産分割の裁判を避けるためには、まず円満な話し合いを試みることが大切です。
また、遺産分割に関する約束を書面に残すことも、トラブルを未然に防ぐ手段です。
それでも裁判になってしまった場合には、相続に強い弁護士が在籍する法律事務所に相談しましょう。
▼まとめ
遺産分割で裁判になるケースには、遺産分割協議を取り消し・無効とするとき・遺留分が侵害されたとき・遺言書の有効性が問われたときなどです。
裁判にならないためにも、話し合いをしたり書面に残したりなど、専門家の助言を受けることで円満な解決が期待できるでしょう。
文京区の『羽鳥法律事務所』では、遺産分割に関するご相談も承っております。
遺産分割での争いごとやお困りごとがある場合は、当事務所へご相談ください。

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